―2025 役員―

代表 小田桐 亜矢乃

何も変わらない毎日が、今日も始まります。4月、これから、弘前市民が愛してやまない美しい桜が咲く季節がやってきます。毎年訪れるこの1週間、私は弘前市に生まれてよかったと心から思える自分を確認するとともに、振り返りの期間にもなっています。

弘前市に桜が初めて持ち込まれたのは1715年、藩士によるものと伝わっています。弘前城跡地が弘前公園として市民の憩いの場となり、桜を愛でる文化が根付いたのは、それから更に100年以上も先の話です。

混乱の時代、幸せな未来を描き、次の世代に夢や希望を託しただろう、先人たちに思いを馳せます。そして、未来を託された私たちは、これからまた次の世代にバトンを繋ぐために行動しなければならないと、考えるのです。

先日、厚生労働省から昨年の児童生徒の自殺者数が公表され、少子高齢化が加速度的に進行する一方で、子どもの自殺者数は年々増加していることが明らかになりました。こども家庭庁が発足して2年、法整備が進み、ルール作りが進んでも、現場への浸透が間に合わず、失望し未来を諦めてしまう子どもたちがいます。現場を作るのは地域です。

そして、教育現場で現に奮闘する教師たちは、かつての子どもたちです。教師のやりがいに寄りかかり過ぎることなく、地域全体で子どもを育む社会の実現を考えたいのです。教師に対し、情熱や使命感がなくてはならぬという社会全体の思い込みがなくなり、教師という職業が、普通に選択できる職業となる日が来ることを願ってやみません。思いは引き継がれ、次の世代の子どもたちへと夢は託されます。

先日、私たち学生団体の一つの目標であった、マイクラカップへの参加を実現し、更には最優秀賞を受賞するという快挙を達成しました。強く願えば、諦めなければ、夢は叶うということを、体現して見せてくれました。そして、大きな感動と勇気を貰いました。

私たちはこれからも、学び、考え、知識を蓄え、来年出会える自分に少しだけ期待し、地域への貢献という決意を新たに、活動を続けていきます。

副代表 小田桐 健太郎

小田桐 夏実

平沢 和佳

ロゴについて

団体名は、「OTAKU」と「KIDS」の組み合わせから生まれました。日本の誇るべき文化である「OTAKU」。世代や性別に関係なく、自分が好んでいるものや、一つのテーマや分野を、深く愛好し、熱中できる。「童心」をもつ大人への「憧れ」。こどもの想像力を失わず、限りなく大きなモノを追いかけられる、そんな自分を失わない。自分の夢にまっすぐ、遊び心を忘れない宣言を、このロゴに表現しました。